聞く力を育てるには①

秋になりますとリトミック教育活動でご縁をいただいている幼稚園・保育園などで、先生や保護者様向けに講演の機会をいただきます。

今年はリトミックに結び付けていく内容で自由に~ということでしたので、「聞く力を育てるには」というテーマにいたしました。

本日は講演で使った原稿をもとに、関連した話を少し。

 

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なぜ子供に「聞く力」が必要なのか?

すでに脳科学・医学的にも立証されていることなので特筆しませんが、「聞く力・聴く力」はあらゆる学習能力に繋がっているからです。

そして「聞く力」を育てる教育として世界中で注目されているのが「リトミック」です。

 

 

現代社会は情報通信技術の発達によりメールやメッセージといった「視覚」を通してのコミュニケーションが増え、それは大人社会だけでなく子供たちにも及んでいるようです。

視覚の刺激が先行すると「聞く力」が衰退していき、コミュニケーション能力の希薄化にもなりかねません。

 

「うちの子はゲームばかりして…」という嘆きもよく聞く話ですが、幼い子供たちですら「視覚」からの刺激を多く受ける環境の中に居るのですから、「聞く力」を習得するのはなんと難しいことでしょう。

 

 

このような時代だからこそ、『聞く力』を育てるリトミックが求められているのだと思います。

 

リトミックでは

①いろんなジャンルの音楽に触れる(音楽大好きな心)

②真似して歌う(記憶力・音感力・リズム感)

③音楽に合わせて身体を動かす(表現力と創造性)

④先生やお友達と一緒に楽器遊び(協調性)

⑤先生の話を聞く(集中力と思考力)

 

このように①~⑤のすべてに『聞く力』を使います。

(つづく)

 

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私は小さなお子様が楽しくピアノ教育をスタートするための<導入教育>としてリトミックに携わってきて約25年、

この間にリトミックがピアノ教育の導入という目的にとどまらず、子供の持つさまざまな能力に働きかけ、引き出していくのを見てまいりました。

だからこそ『乳幼児期にリトミックの学びを!』とお伝えせずにいられません。

 

 

音楽力と並行して「聞く力」を育てるナオコリトミックを、ぜひご体験ください♡

そして体験されたレッスン内容を各ご家庭でアレンジされ、ご家族皆様で楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

遊んでいるように見えて、そこに流れている指導目的や系統立てて作られたレッスンプログラムを、忠実に再現されるのは難しいでしょう。

レッスンの再現ではなく、それをヒントにして各ご家庭で<リトミックごっこ>を楽しんでいただけたらよろしいですよ。

 

 

さあ学びの秋、

 

遊びの中に学びがあるナオコリトミックで、音楽の初めの一歩をご一緒しましょう。

(近藤直子)

 

 

 

 

 

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