【岡山日仏協会設立3周年記念パーティー】にお招きいただきました。
素敵な皆様と華やかな宴のひとときをご一緒させていただき、大変楽しい夜でした。
私の着物、何と約50年前のもので、曾祖母が母のために見立てた訪問着なのです。
最近1人で着付けが出来るようになったので、格式高いパーティーでは着物の出番が多くなりました。
(なかなか着付け教室に行く時間が取れないので、袋帯の結び方はユーチューブで検索して特訓したのですよ!)
お友達の皆様もとっても華やかで素敵な装いでした。


この50年前の訪問着は昨年の夏、実家に帰省した折に母から譲り受けたのですが、
裾に描かれたラインが薄ピンクの着物を引き締めていて昔の着物にしては斬新な柄です。
一目で気に入ったので岡山に持ち帰ってすぐに洗いとお直しに出しました。
寸法などを仕立て直してくれた呉服屋さんから『とても良い着物だから大切に着てくださいね』と言っていただきました。
その言葉に勇気づけられ、この度のお祝の席に袖を通したのです。
50年前の洋服を曾孫が仕立て直して着ることなどあまりない話だと思いますが、着物は次の世代に引き継ぐことが出来るのですから、「きもの文化」は本当にすばらしいですね。
母が20代の終わりの時に仕立てたこの着物をまさか時を経て曾孫が着るなんて当時は想像もしていなかったでしょう。
この着物を選ぶときに曾祖母と母の間でどんな会話があったのかしら?とか、母が昔着たときには何色の帯揚げや帯締めと合わせたのかな?などと想像すると楽しくもあり浪漫を感じます。
私の次は姪っ子が袖を通してくれるでしょうか?
ひいおばあさま、素敵な着物をありがとう。
(近藤直子)










