<第5回ナオコールグレースコンサート>奇跡の開演

約1年半の準備期間を経て、先日第5回ナオコール・グレース女声合唱団のコーラス公演を開催いたしました。

皆様御存じの通り、このたびの開催にあたりましては大変厳しいところを通りました。

本番2日前に岡山県を襲ったまさかの西日本豪雨の被害は想像を絶する酷さだったのです。

 

開催予定日前日、岡山県に発令されている【特別警報】が解除されない限りコンサート開催の許可がおりない~と会場(岡山県立美術館ホール)のご担当者様から連絡が入った時には、困惑のあまり言葉を失いました。

 

コンサートが開催出来ないって、いったいどうなるの?

 

snsや電話で問い合わせの連絡が次々と入ってまいりますし。

 

 

でも、でも何とか有り難いことに7日(コンサート前日)の午後4時に【特別警報】が解除され、

同時にコンサート開催の許可をいただき、にわかに開演に向けての準備が始動となりました。

 

まさに被災地となった現場の最寄りに自分が住んでいることの恐怖と(幸い私の住まいの地域は大雨の被害は出ませんでした)、

近隣地域に住んでいる団員や友人の安否が気がかりで、豪雨から丸2日間、一睡もできないまま迎えた本番。

 

 

 

 

今まで一緒に頑張ってくれた<ナオコール・グレース事務局>の皆様のお働きと精神的支えが、どれほどありがたかったか。

 

そして演奏会ご出演者とコンサートスタッフ合わせて50名弱、全員無事の確認も取れ、みんなでステージに立てることが分かった時の安堵感。

 

本当に良かった。

 

 

でも近隣地域がこんなに大変な時にコンサートを開演するというのはどうなんだろう・・・

だいたいお客様、いらしてくださるの?

 

 

ところがそのような私の迷いと思いを吹き飛ばしてくれる力強いメッセージが、私のメッセンジャーやラインにたくさん届いたのです。

 

 

『ナオコ先生、こういう時にこそ、人は音楽が必要なんです』

『勇気に火を付ける音を』

 

『天災は物を奪う。

でも感動は奪えない。

思いでは侵せない』

 

ナオコール・グレースを応援してくださるお仲間の皆様、開催にあたり色々な迷いをいだいている私に温かいメッセージをありがとうございました。

皆様のお支えのお陰で奇跡の開演となりました!

 

 

そしてコンサート当日は岡山市内、昨日までの豪雨が嘘のように上がり、コンサート開演と同時に太陽の強い日差しが。

 

しかしその日は豪雨の影響で在来線全面ストップとなり、道路も冠水しているところが多く、車は浸かっていなくてもタクシーも走らず、

倉敷方面、四国からのお客様のご来場はご無理とうかがいました。

 

一般のチケットを売り出して1週間ちょっとで<ご来場者予想数>がホール収客席数200名を大きく上まりそうになり、その後はチケットの発行をセーブしてきたのに、まさかこんなことになるなんて。

 

 

せめてご出演者のご家族の方だけでも前列5列ほどご着席いただけたら良しとしよう、

 

そのような思いで開演いたしましたので、

 

本ベルが鳴ってステージに一歩踏み出し、そして場内を見渡したときに、胸がいっぱいになりました。

こんなにいっぱいの皆様が大雨の影響の中、かけつけてくださっている・・・

 

一曲目が終わって会場の皆様に開演の御礼のご挨拶をさせていただくときには、感謝の思いで胸がいっぱいになり、声にならず、

温かいお客様の拍手に励まされ、顔を上げることが出来ました。

 

 

第1部から第3部終わるまでの全ステージ、ご来場くださいました皆様のお気持ちのなんと温かかったことか…

 

アンコールの曲(ベートーヴェン第9の編曲『希望の歌』)では、会場の皆様から自然に手拍子をいただき、ステージと客席が一つになる感動をいただきました。

そしてナオコール・グレースの歌声を聴きながら何度も涙が出たと言うお言葉を、終演後にたくさんの方からいただきました。

 

 

今回、未曽有の災害直後のコンサートになるとは予想だにしておりませんでしたが、

実は今回のコンサートプログラムとして選んだ曲の歌詞が、勇気と元気と希望を送るメッセージの曲ばかりだったのです。

 

歌詞の一言一言に私たちの精一杯の思いを込めて歌わせていただこうと、団員、賛助出演者の皆様、コンサートスタッフ全員で心を合わせてステージに立たせていただきましたので、それが少しでもお客様に伝わったのなら開演させていただいた甲斐がございました。

 

 

そしてもう一つの奇跡…

 

終演後、コンサートスタッフの方に教えていただきました。

 

チケットの半券数が190。

チケットが冠水して持ち出せなかったまま来てくださった方や、賛助出演者、コンサートスタッフ合わせて10名いましたので、

 

合わせてちょうど、なんとホールの収客数と同数の『200名』のご来場となりましたことを、

感謝と感動を持ってご報告いたします。

 

 

そしてたくさんのお祝いのお花など、ありがとうございました。

我が家がお花畑となりました。

 

多くの皆様方のお力添えのおかげで開催できた<奇跡の開演>、

何時間もかけて苦労してご来場くださった皆様、新幹線で神戸から、姫路から朝早くから出てきてくださった友人、

特別ゲストの田口たえこ先生、

いま改めて心より御礼申しあげます。

 

 

 

そして被災された方の一日も早い復興を団員、出演者一同心より願っております。

 

 

 

 

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